自動車は多少乱暴に扱ったところで、すぐに壊れるほど繊細なものではありません。とはいえ、丁寧に扱うことで寿命が長くなることは言うまでもなく、頑丈な自動車といえど、定期的なメンテナンスなどを行って長い間乗り続けられるよう気を付けることが一般的です。
工業の発達により、自動車はより故障しづらいものに変化しています。しかしながら自動車も工業製品ですから、絶対に壊れない問うことはあり得ません。ドライバーからすれば思いもよらないことが原因で故障してしまうことがあります。そんな時、適切に対処ができるだけの設備と知識があればよいですが、一般ドライバーでそこまでの知識を持っている人はまれでしょう。自動車のパーツには取り扱いを誤ると大事故に発展しかねないものもあるため、知識があるからこそ余計なことはせず、修理業者等にお任せする人も少なくありません。
修理業者に任せられるとはいえ、故障かな?と思った時の愛車の状態は把握しておきたいですよね。よくある不調の原因を簡単にまとめましたので、ぜひご確認ください。
1.バッテリー上がり
エンジンがかからなくなったという場合、真っ先に疑うべきはバッテリー上がりです。長い間走らせずに放置させていた場合や、エンジンを切ったにも関わらずエアコンやヘッドライトをつけっぱなしにした場合、バッテリー内部に充電された電気が失われてしまい、バッテリーが上がってしまいます。
バッテリー上がりは自然に回復することはありません。もし外出中にそうなってしまったら、ジャンピングスターターという、バッテリーに電気を与える機械を利用すれば問題が解決します。もしくはロードサービスを利用しましょう。
長期間自動車を走らせないことが分かっているなら、定期的に30分程度アイドリングすることで回避することができます。
2.セルモーターの故障
エンジンをかけるときには、「キュルキュルキュル…」や「キュシャシャシャ…」と音がしますよね。その音はセルモーターが動作している証です。バッテリーが上がっていないにも関わらず作動音がしないことがあります。その場合疑うべきはセルモーターの故障です。
セルモーターが故障した場合は交換する必要があります。通常10万~15万km程度走行するとセルモーターが故障します。軽度の故障であれば外部から刺激を与えることで動き出すことがありますが、交換のタイミングは迫っていると見てよいでしょう。早めにディーラーなどで交換をしてもらうことをおすすめします。
3.エンジンブロー
エンジンに関する故障全般をまとめて「エンジンブロー」といいます。エンジンブローはエンジンに致命的なダメージを受けていることと同義であるため、早めに対処するようにしましょう。原因はいくつかありますが、もっとも多いのはエンジンオイルの不足です。エンジンオイルが不足すると内部の部品が摩擦によって熱を持つようになります。
ほかにも、エンジンを冷やすラジエーターの冷却水が不足することでエンジンがオーバーヒートし、エンジンブロー一歩手前になることもあります。この場合は冷却水を補給することでエンジンが故障することは避けられます。冷却水が不足してしまうとエンジンだけではなくラジエーターが熱によって故障することがあります。そうなるとラジエーターを交換する必要が発生します。純正品で交換すると安心感はありますが決して安くはない部品代と工賃を請求されます。
ラジエーターを交換するのであれば、量産品から一点ものまで扱っている株式会社コーヨーラドの製品がおすすめです。こちらはネットショッピングでも製品を購入できるため、誰でも簡単に高品質なラジエーターを購入できます。
自動車の不調は何がおきたのだろうと不安になってしまいがちです。だからこそよくあるトラブルと対処方法を知っておくだけで安心感が違います。また、愛車に長い間乗り続けるためには日ごろのメンテナンスを欠かさないようにし、トラブルを未然に防ぐことも重要です。