消費者の多くは、普段、当たり前のように販売店に足を運び、必要なものを購入します。販売店さえあれば何でも買うことができると考えがちですが、その裏には、商品を販売店に運ぶ運送業に携わる方々の働きが不可欠です。
ここ数ヶ月、感染症の影響で商品の流通に大きな影響が出ました。普段、販売店で当たり前のように買えるものが入荷されておらず、運送業の重要性を再認識した消費者もいるでしょう。実際に運送に携わっている方々も、自分達の仕事の重要性について、改めて気付かされたと思います。
運送業の仕事なくしては、消費者が購入できるものが大幅に制限されてしまいます。必要なモノを必要な時に手に入れるために、運送の仕事は欠かせません。
何らかの理由で商品の流通が滞ってしまった場合、今回のように、消費者が希望した商品を購入できないという事態も起こります。少しでも多くの消費者に商品を届けるために、流通が滞ることのないように注意しなければなりません。
流通が停滞する原因
今の時期、流通が停滞する原因としては、感染症の流行をはじめとした環境的な要因に注目が集まりやすいです。しかし、環境ばかりが流通を停滞させる原因ではありません。例えば、仕入れた商品を運ぶ際に使うトラックの故障もまた流通に遅れを生じさせる一因になります。
日頃からトラックに乗っていると、走行に影響しない不調はスルーしてしまいがちです。一刻も早く商品を小売店へと届けなければならないためです。「商品を運んだ後に状態をチェックすれば良い」と考える方もいるのではないでしょうか？
しかし、スルーした不調が原因で、予期していなかった故障に見舞われる可能性もあります。不調は放置せずに、気付いたら修理をすることが大切です。
ところが、商品を配送している最中の修理もまた多かれ少なかれ流通を停滞させる原因になります。そうならないために、もっとも重視すべきは不調が現れた時の対処ではなく、不調が現れる前のメンテナンスです。
業務用トラックに多い不調
様々な部品が使われているトラックは、不調の原因になるものも数多くあります。その中でも特に注目したいのは、インジェクターのトラブルです。
ほとんどのトラックはディーゼルエンジンによって走行していますが、ディーゼルエンジンを使った車のインジェクターは、先端部にカーボンが付着し、不調が現れやすいと言われています。インジェクターの不調は、エンジン不動の原因になります。
では、インジェクターの不調を防ぐために何ができるでしょうか？大切なのは、定期的に洗浄をして先端部に付着しているカーボンを落とすことです。これによりインジェクターが不調に陥るリスクを低減できます。
洗浄には、ディーゼルエンジン向けのインジェクター洗浄機を導入することが勧められます。DIESEL PROという業務用機器は、多くの運送業者でも利用されています。整備の知識がなくても簡単にインジェクターのメンテナンスができます。
運送業に限りませんが、業務を確実に、効率的にこなすためには、関係する人やものを大切にすることが第一です。そのことを忘れないようにしましょう。
